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社外取締役メッセージ 山下 徹

コーポレート・ガバナンスの潮流

コーポレート・ガバナンスの議論において、従来は社外取締役の比率や多様性、ガバナンス体制など外形的な話が中心に置かれてきましたが、これからは中身を中心に考える必要があります。企業や社会を取り巻く環境が急激に変化する中、社外取締役についても監督面の役割を果たすのみならず、事業変革への貢献が問われる時代だと認識しています。

大変革の時代の中で博報堂DYグループに求められる役割

社会における当社グループの使命は、広告やマーケティング支援を通じた新しい価値の創造、より良き社会の実現への貢献だと考えています。そのためには、法令を遵守し社会に受け入れられることが大前提であり、その上で、社会の変化をリードするグループであり続けなければなりません。
格差や分断によっていっそう進むグローバル社会の複雑化や新型コロナウイルスの感染拡大で加速した社会のDX化、さらにはシンギュラリティの到来を想起させる生成AIの出現といった変化が積み重なり、誰も経験したことがない大変革の時代へと突入しています。特に広告業界の核心であるクリエイティブ分野にとって、生成AIは多大な影響をもたらします。このため、これまで進めてきたビジネスモデルの変革に向けた取り組みをさらに強化するとともに、真にクリエイティブな人材の育成が当社の課題だと認識しています。

次期中期経営計画への期待と社外取締役として果たす役割

こうした大変革の時代において、現在策定中の次期中期経営計画は、将来に向けて大変重要な役割を持っています。変革の実行には様々な困難が生じますが、社外取締役としてともに歩む伴走者としての役割を果たし、当社グループの持続的な発展に貢献していきたいと考えています。そのためにも、私自身がこれまでの経験や知見のみに頼ることなく、積極的に社会の変化や新技術の動向などに関心を払い、必要な知識を吸収するよう努めていきます。

社外取締役メッセージ

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