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公益財団法人 博報堂教育財団

博報堂教育財団は、児童に対する国語教育と視覚・聴覚障がい者に対する教育を助成し、併せてその活動に関する調査を行うことで、健全な人間形成に寄与することを目的に、1970年に財団法人博報児童教育振興会として誕生しました。2011年に公益認定を受け、2020年に現在の名称に変更しています。優れた教育実践を顕彰するために創設された「博報賞」をはじめ、「児童教育実践についての研究助成」「教職育成奨学金」を基幹事業とし、『子ども×ことば×教育』の領域において、「日本語交流プログラム」「社会啓発事業」「日本語教育プログラム」「調査研究事業」などの活動を行っています。

博報賞

児童教育現場の活性化と支援を目的として、財団創立とともにつくられました。「国語教育」「特別支援教育」「国際文化・多文化共生教育」など6つの領域において、教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者による波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献を顕彰しています。また、その成果の共有と、活動の継続と拡大の支援も行っています。第54回(2024年3月期)は、12件が博報賞として選出されました。

第53回「博報賞」贈呈式
第53回「博報賞」贈呈式

児童教育実践についての研究助成

小・中学生を対象とした、「ことばの力」を育む研究と児童教育実践の質の向上を目指す研究に対して、1年間または2年間の助成をし、新しい視点を持つ研究成果が、実践の場で反映、継続され児童教育の基盤が充実していくことを目指しています。第18回(2024年3月期)は全国から79件の応募があり、審査を経て16件の助成が採択されました。

教職育成奨学金

小学校教員、特別支援学校教員、中学校・高等学校の国語科教員を目指す学生を対象に奨学金を給付しています。2024年3月期は、全国から97名が採用され、総勢247名の奨学生が在籍しています。また、教員になってからも続くネットワーク構築のため、集合研修や地域別交流プログラムを定期的に開催しています。

社会啓発事業

財団設立50周年を記念してスタートした当事業は、初回のキャンペーンテーマを「子どもの読書機会の拡大」と設定し、好きな本の推薦文を書く、「お気に入りの一冊をあなたへ 読書推せん文コンクール」を2021年3月期より開催しています。自分の感動を言語化し、想いを伝えるための考える力と表現力を育むことを目的としています。

調査研究事業(こども研究所)

小・中学生を対象に、子どもを取り巻く様々なテーマについて聞く「こども定点調査」「トピックス調査」などの定量調査や、子どもたちが自身で撮った「好きなこと」の写真にまつわる話を聞く定性調査を中心に、独自の取り組みで子どもたちのありのままの姿を捉え、WebサイトやSNSを通じて発信しています。

博報堂教育財団こども研究所
こども定点調査 子どもの体験と認識に関する年次定点調査
トピックス調査 今月のテーマ 「推し」と「好き」に違いはある?
写話プロジェクトありのままのこども 中学2年生たちへのインタビュー記事を公開中!