当社グループは、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画において、「生活者発想を基軸に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、オールデジタル時代における企業のマーケティングの進化と、イノベーション創出をリードする。そのことで、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる」ことを目指しています。
私たちは、長年にわたって生活者を深く洞察し、研究を続けながら、膨大なデータを蓄積してきました。これまでは広告会社として「こうなったらいいな、面白いな」といった「アイデア」を形にすることが求められていましたが、近年は、こうした私たちの経験や感性に加え、リアルタイムに得られる生活者データを駆使することによって、アイデアを精緻化し、社会が求めているものや喜ばれることをより具体的に実装・実現できるようになりました。わかりやすくいうなら、そのメソッドが“生活者データ・ドリブン”フルファネルマーケティングです。
膨大なデータが取得できるようになる中、クライアント企業のご要望に応えるためには、この“生活者データ・ドリブン”マーケティングをこれまでの認知を中心としたマーケティングコミュニケーション領域に限らず、「フルファネル」で実践することが重要となります。単に広告を打てば商品が売れる時代ではなくなっている中、広告だけでなく店頭やECサイトでのマーケティングなど、どのような場面でどう情報を伝えれば生活者に響くのか、認知→興味→検討からCRMまで一気通貫でアプローチし、実行することが求められているのです。
