気候変動ラボ
クリエイティビティと
デザイン
の力で変革を起こす
(IDEO/kyu)
IDEOはkyuコレクティブの主要企業です。人間中心のデザイン思考のパイオニアとして、環境問題、金融、輸送、教育、食品などあらゆる分野の商品やサービス、組織のデザインとイノベーションをクライアントに提供しています。現在、7拠点にオフィスを構え、約480人の従業員が横断的にチームを組んで課題に対応しています。
IDEOはこれまでもサステナブルな商品やサービスをデザインしてきましたが、気候変動ラボは「クリエイティビティとデザインの力によって、企業の気候変動時代への対応を手助けする」ため、2023年にスタートしました。私たちは現代を「気候の時代」と捉えています。これまでの「産業の時代」および「デジタルの時代」を経て、ネットゼロ・廃棄ゼロの世界で成功するには気候変動を起点にしたビジネスモデルや、組織の変革を通じて、サステナブルであることが生活者から求められています。私たちは、このようなニーズに対し「人間中心思考によるイノベーションデザインと組織変革」を企業に提供しています。
世界のリーダー企業の多くは気候変動に関する目標を掲げていますが、「環境に配慮した商品は既存のものより価格が高くなりがちな上に、性能が低く、デザインもいまひとつで、ユーザーの満足度が下がる」ことに悩んでいます。IDEOは、「価格が高くなったとしても“サステナブル”かつ“品質の良いもの”」を提供することを念頭に置いています。
例えば、フォード社のF-150 ライトニングのプロジェクトでは、同社のベストセラーである自動車のF-150をEV化するだけでなくパワフルで高性能な電源を備えてアウトドアレジャーで充電できるようにしたほか、荷台を電子器具が使える作業スペースとして活用できるようにしました。
これからは、組織やコミュニティを超えたコラボレーションに挑戦したいと考えています。気候変動をはじめとする社会課題の解決のためには、国や企業だけではなく、異なる世代や地域の生活者をつなぎ、対話をしていくことが重要となります。そのため、エレン・マッカーサー財団などの非営利団体とセクターを横断して連携し、廃棄物削減と自然の再生を実現する循環型経済に移行できるように取り組んでいきます。クリエイティビティとデザインにこそ、縦割り組織のサイロを壊し、水平的な協働を実現する力があると、私たちは確信しています。
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パートナー 兼
マネージングディレクターブライアン・ウォーカー
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パートナー
ルイス・シリミングラス
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サンフランシスコ事務所
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ロンドン事務所
社名 | IDEO LP |
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拠点 | サンフランシスコ、シカゴ、ケンブリッジ、 ロンドン、ミュンヘン、上海、東京 |
設立 | 1991年 |
kyu参画 | 2016年 |
従業員数 | 480人(2023年7月現在) |
事業内容 | プロトタイピング、ブランディング、製品/ サービス・体験/ビジネスのデザイン、 デザイン研究、 ストーリーテリング、 UXデザイン、DX |
グループ会社における取り組み
Initiatives