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サステナブル

HOTAMET(TBWA\HAKUHODO)

社会課題となっていたホタテの貝殻を地域を
支える重要な資源に

HOTAMETは、甲子化学工業(株)と北海道猿払村の協力のもと開発されたヘルメットです。
猿払村はホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く国内有数の生産地であることから、同村の位置する宗谷地区では年間約4万トンものホタテ貝殻が廃棄物として発生しており、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題になっていました。
そこで甲子化学工業とTBWA\HAKUHODOは、同村の余剰ホタテ貝殻の状況を解決すべくホタテ貝殻の主成分が炭酸カルシウムであることに着目し、新素材の材料として再利用するための開発に着手。廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせたエコプラスチック新素材「カラスチック®」を開発しました。
新品のプラスチックや石灰岩由来のエコプラスチックよりもCO2排出量の削減が可能であるほか、ホタテ貝の構造を模倣したことで強度も向上しています。
素材開発から設計に至るまで環境への負担が少なく、持続可能性に配慮したプロダクトであることから、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2023において合計3つの賞を受賞しました。

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Initiatives