6つの事業領域
広告会社グループから
クリエイティビティ・
プラットフォームへ

博報堂DYグループは、グローバルパーパスを実現するために、従来の“広告会社グループ”の枠を超え、“クリエイティビティ・プラットフォーム”へと進化していくことを目指します。
グループ内外の「人/企業/アイデア/テクノロジー」といったあらゆるものを広くつなぐことで新たな関係価値を創出し、また、その範囲を拡張することで、グループ全体の成長を創りだします。クリエイティビティ・プラットフォームを構成する6つの事業領域
1.Marketing Business マーケティングビジネス
当社グループは、クライアント企業のニーズである「統合マーケティング」に対応するため、マーケティングビジネス領域において最適なサービス設計と提供体制を構築すべく、「デジタルマーケティング領域」、「コマースビジネス領域」への対応力を強化しています。 さらに、生活者データやAI技術を日常業務で活用するためのシステムとして、統合マーケティングプラットフォーム “CREATIVITY ENGINE BLOOM”を開発しました。これにより、統合マーケティングの高度化・効率化を推進します。
・デジタルマーケティング
デジタルマーケティング領域では、「Hakuhodo DY ONE」をコアに、グループのリソース やノウハウを集約。競争力・収益力の強化、生産性の向上を通じて、業界No.1のポジションを目指します。
・コマースビジネス
購買行動が大きく変化している中で、買い手・売り手両方の視点から、購買体験を全方位でデザインし、コマース領域の事業変革パートナーとなることを目指しています。独自の“生活者データ”と“クリエイティビティ”を活用し、購買体験を核とした全方位の事業変革を推進していきます。
2.Consulting Business コンサルティングビジネス
当社グループは、これまで主にマーケティング領域のコンサルティングに注力してきましたが、あらゆる企業が大きな変革を迫られる中で、 マーケティング課題にとどまらず、事業や経営などのより上流領域で経営トップ層が直面する課題にも対峙することが求められるようになっています。
こうした背景を踏まえて、人間中心・クリエイティビティを起点としたコンサルティングサービスを提供する会社「ENND PARTNERS」を設立し、経営トップ層の課題に対して、プロフェッショナルサービスを提供しています。
また戦略事業組織kyuや博報堂グループを中心とした当社グループの専門性・先進性を掛け合わせることで、グループの競争力強化を目指します。
3.Technology Business テクノロジービジネス
当社グループは、広告のDXを推進するソリューション “AaaS” の基盤や、 グループのテクノロジー人材を集約した会社「博報堂テクノロジーズ」などのリソースを活用し、企業マーケティング領域における新たなテクノロジービジネスを創出していきます。 具体的には、 生活者起点でビジネス効果の最大化を目指す「マーケティングSI」ビジネスや、革新的な「SaaS型マーケティングサービス」の事業展開を計画しています。
4.Content Business コンテンツビジネス
当社グループでは、これまで野球、駅伝などのスポーツ領域や映画・アニメ、音楽、アートなど文化領域を対象に、クライアント企業のマーケティング活動の一環として協賛事業を中心に展開してきました。また、スポーツデータの活用やNFTなどの利権関連ビジネスにも取り組んできました。デジタル化の進展により、コンテンツ製作手法や発信方法に劇的な革新が起こる一方、ファンとの直接の繋がりやマネタイズの多様化も加速しています。
今後は、IP×IDの重要性がさらに高まると捉え、メディアやコンテンツホルダーとのアライアンスも含めたIPへの投資やIDの獲得を通じて、コンテンツのエコシステムを構築し、新たな収益機会を創出していくことを目指します。
5.Incubation Business インキュベーションビジネス
インキュベーションビジネスは、従来の「広告会社グループ」の枠を超えることを目指す当社グループにとって、重要な領域です。これまで、「博報堂DYベンチャーズ」の投資活動による外部連携基盤の構築や、博報堂の専門組織による事業開発案件の創出を推進してきました。
これからは、グループ内外の連携体制を整備しつつ、産学官ネットワークやスタートアップ企業との連携基盤を強化します。そのうえで、当社グループならではのクリエイティビティやネットワークを活かし、社会に大きなインパクトをもたらす新たな事業を生み出し、未来に向けた利益創出の柱へと成長させていきます。
6.Global Business グローバルビジネス
グローバルビジネスにおいては、欧米では戦略事業組織kyuが専門性と先進性を備えた企業をグループに迎え入れ、大きく拡大してきました。一方、アジア各国では、博報堂を中心に日系企業やローカル企業へのマーケティング支援を推進するとともに、デジタルマーケティング領域への対応力を強化してきました。
今後はkyuグループと博報堂グループ、ふたつの事業体が主にデジタルマーケティング領域で連携し、クライアントの多様なニーズに応えるユニークな「モダンネットワーク」を形成することで、対応力をさらに強化していきます。