Public Digitalの世界的なデジタルイノベーションにおける功績を称え、英国国王賞が授与されました。

Public Digitalは本日、国際貿易部門における英国国王賞を受賞しました。
この賞は、英国企業による優れた功績を称える英国で最も権威ある公式の賞であり、デジタルイノベーションと構造改革を通じて、世界中の政府や企業がよりスマートで公平なサービスを提供できるよう支援してきた当社の貢献が認められたものです。
Public Digital(PD)は、英国の政府デジタルサービス(GDS)とGOV.UK(英国政府のサービスへのアクセスを一元化した公式ウェブサイト)を立ち上げたチームによって2015年に設立されました。デジタル、データ、テクノロジーを活用して、英国および世界中の市民の生活を向上させる非常に影響力の大きいプロジェクトを提供しています。近年急速に成長し、現在ではロンドン、トロント、アブジャ(ナイジェリア)のオフィスを拠点に7カ国で90名の常勤スタッフを雇用し、250名以上の専門家からなるグローバルネットワークに支えられています。
英国の公共および民間部門における重要なプロジェクトに加え、政府のデジタルサービスが限定的または存在しない国々において、その国に根差した持続可能な能力や体制の構築支援を行っています。これにより、各国は国民のニーズにより良く対応し、国家の発展を加速させることができます。
最近の取り組みの例をいくつかご紹介します。
- ナイジェリア、エド州: ゲイツ財団とのパートナーシップのもと、私たちは利用者中心のサービス設計のために行政を支援しました。これにより、女性や社会的に弱い立場にある人々がサービスを利用しやすくなりました。これは、デジタルツールにより、より多くの人がサービスを利用することが可能になり、さらに、組織の持続的な変化をも指し示す成果につながっています。
- チリ、マイプ市: ブルームバーグ慈善財団の支援を受け、国内最大の自治体の一つと協力し、データを用いることで市民からの信頼を再構築しました。新しい公共安全データハブ、市民によるリアルタイムなフィードバックツール、そしてサービス提供の目覚ましい改善を、わずか1年以内に実現しました。
- マダガスカル: 世界銀行と協力し、政府によるデジタルIDシステムの立ち上げ、専門デジタルチームの結成、事業登録手続きの簡素化を支援しました。これにより、煩雑な手続きが削減され、すべての人々が公共サービスに公平にアクセスできる基盤を築きました。
その他の実績としては、ペルー初の統合的な政府公式ウェブサイトの立ち上げ、アルゼンチンのデジタル運転免許証の導入、カナダのデジタルサービス設立支援、オーストラリアのターンブル政権への国家デジタルアジェンダに関する助言などがあります。
Public DigitalのCEOであるベン・テレットは、次のように述べています。
「英国国王賞を受賞できたことは、私たちにとって誇り高い瞬間です。これは、私たちの国際的な成長だけでなく、私たちが深く関心を持っている仕事、つまり、持続的なローカルのケイパビリティを通じて、政府や組織がより良く、より公平な公共サービスを構築するのを支援する仕事が認められたということです。これは、信頼、インクルージョン、そして正しいことを実行することに注力すれば、英国の小さなチームでもアフリカから南米、そしてその先まで、グローバルな影響を与えることができるという証拠です。」
「デジタルトランスフォーメーションの必要性がますます高まる中、この賞は世界中の市民のためにポジティブな変化を推進するという私たちの使命をさらに前進させるでしょう。」