ガバナンス コーポレート・ガバナンス
取締役会の実効性評価
取締役会の特徴や強み、課題の把握によるコーポレート・ガバナンスのさらなる強化を目的に、外部機関を活用し、取締役会の実効性評価を行っています。
2022年度の実施内容と調査結果
① 2023年2月に「取締役会評価に関する質問票」をすべての取締役および監査役に配布
② 回答を外部機関が客観的な立場から取りまとめ、その集計・分析結果に基づき、2023年5月に取締役会における分析・評価を実施
〈質問項目〉
① 取締役会の役割・機能
② 取締役会の構成・規模
③ 取締役会の運営
④ 監査機関との連携
⑤ 社外取締役への機会の提供
⑥ 株式・投資家との関係
⑦ 総括
〈調査結果〉
取締役会の構成、運営、審議内容等は、概ね適切であり、持株会社の取締役会としてあるべき姿が共有
され、適切にモニタリングを実施するなど、必要かつ十分な議論が実施されていること、社外役員を含めた
取締役会全体として多様なスキル・専門性、多彩なバックグラウンドを有しており、活発な議論を経て、適
切な意思決定が担保される仕組みとされていることが強みとして確認されました。
2022年度調査における主な課題と改善点
今回の調査・分析の結果より、下表の通り主な課題を3点抽出し、各課題に対して改善策を予定しています。
主な課題 | 主な改善策(予定) |
---|---|
取締役会におけるさらなる議論の活性化や 中長期課題に関する議論の充実化 | 議案および中長期課題に関する議論の時間の確保を目的に、よりコンパクトな説明とするよう説明者等へガイドし、 引き続き関連部門に働きかけて中長期的な課題および経営戦略に関する審議や報告等の機会を充実させる。 |
株主との対話の体制および実施状況等に 関する情報提供 | 決算説明会における資料およびアナリストとの質疑の共有を継続するとともに、機関投資家等との対話状況について当社取締役会にて報告を実施する。 |
対話・情報開示の方法・ 資料等の改善の検討 | 広報・IR担当部門と課題を共有し、改善に向けた検討を行う。 |
そのほか、後継者計画に関する適切な議論のための指名委員会の活用、ガバナンス体制のさらなる拡充、取締役会におけるさらなる多様性の確保等を、取締役会の実効性をさらに高めていくために中期的に取り組むべき課題として認識しています。
当社取締役会は、 評価の結果を踏まえ、取締役会のさらなる実効性の向上のために継続的な取り組みを行っていきます。