重要課題(マテリアリティ)・KPI
当社グループでは、サステナビリティ方針に基づき、生活者の想いがあふれ、いきいきと活躍できる社会を創り出すための重要課題(以下、マテリアリティ)を特定しています。適切なマネジメントの元、優先度と重要度を明確にして取り組みを推進することで、実効性のあるサステナビリティ経営を実現します。
マテリアリティ
当社グループのマテリアリティは、「持続可能な地球環境への貢献」「多様な個の成長と尊重によるクリエイティビティの発揮」「コンプライアンスとインテグリティの追求」の3分野に合計9つの項目が紐づく構成となっています。そして、これらの取り組みに共通するのが「人を中心としたサステナブルな経営」です。当社グループの最大の強みである「人」の力を最大限に生かすことで、当社グループらしい価値創造につなげます。なお、各項目については、活動方針およびKPI/モニタリング指標を定めることで実効性を強化し、取り組みを加速しています。

マテリアリティ推進体制
取締役会による監督責任のもと、グループサステナビリティ委員会がマテリアリティの進捗管理・見直し等の業務執行を担っています。さらに、サステナビリティ推進本部にてグループ事業会社の参画のもと具体的施策を推進しています。
マテリアリティ運用体制
マテリアリティの取り組みは、年2回実施するグループサステナビリティ委員会において取り組みレビュー・KPIの進捗管理を行っています。中期経営計画及び各種取り組みの進捗や事業環境変化に応じ、定期的に見直しを予定しています。

マテリアリティ特定の背景
2024年9月、グローバルパーパスおよび新中期経営計画を踏まえたサステナビリティ経営を推進するため、マテリアリティの見直しをおこないました。現状に即して外部環境変化を捉え、当社グループおよびステークホルダーにとって重要な社会課題を認識し、リスク・機会の両面から分析をすることで新たなマテリアリティを特定しました。なお、マテリアリティの特定は、サステナビリティ推進室を中心に、関連部署およびグループ各社との連携により実施しました。
マテリアリティ特定プロセス
ステップ1:事業戦略を踏まえた社会課題の抽出
SDGs、GRI・SASB・ISOなどの国際的なガイドラインおよび業界動向から、当社グループの事業に関連する社会課題をリストアップしました。
ステップ2:重要性の評価と優先順位付け
ステップ1で抽出した各課題について、リスク・機会の両面から、「当社グループが受ける財務的なインパクト」および「当社グループが環境・社会に与えるインパクト」を総合的に評価し、優先順位付けをおこないました。

ステップ3:妥当性の評価
ステークホルダー(グループ各社、社外有識者)と妥当性について意見交換するとともに内容をブラッシュアップしました。
ステップ4:マテリアリティの特定
グループサステナビリティ委員会における審議・承認の後、取締役会における審議・承認を経てマテリアリティを特定しました。これらのマテリアリティに紐づく各種指標において、経営レベルでのモニタリングおよび定期的な評価を行うことでPDCAを回し、サステナビリティ経営を実践していきます。
進捗状況
マテリアリティに関するコミットメントへの進捗状況や取り組みなどの詳細は、各ページにおいて詳細を記載しています。