博報堂DYグループは、国連グローバル・コンパクトの10原則を支持し、企業のCSRの基盤となる基本的な活動について、国際規格であるISO26000の7つの中核主題「組織統治」「人権」「労働慣行」「環境」「公正な事業慣行」「消費者課題」「コミュニティへの参画及びコミュニティの発展」に従って、アクションを整理し、企業として求められる基本的な責任を確実に果たしていきます。
サステナビリティの考え方
私たち博報堂DYグループのサステナビリティは、
生活者と社会の幸せを生み、つなげ、
ともに広げていくことです。
生活者、社会の刻々と変化する課題を解決し、新たな価値を提供していく。そして、生活者、社会の中に新しい幸せを生み、つなげ、広げていく。これこそが、私たちの願いです。
一人ひとりが、「2つのCSR」に取り組みます。
1. Basic CSR
国際規格や法令、「博報堂DYグループ行動規範および遵守事項」など、企業として果たすべきすべての義務を誠実に果たしてまいります。
2. Advanced CSR
「日々の仕事」を通し、また自らの「クリエイティブの力」「伝える力」「一人ひとりの個性」を主体的に発揮しながら、生活者と社会のために責任を果たしてまいります。
私たちは、一人ひとりが持つ志を基にクリエイティビティ、知見や技術、行動力を持って、私たちのCSRを実現してまいります。
《幸せをつくる》、その実現は博報堂DYグループと社員にとっての誇りであり、幸せでもあるのです。
Basic CSRの考え方
-
組織統治
コーポレートガバナンス/内部統制など
-
人権
基本的人権の尊重、従業員への人権配慮など
-
労働慣行
人材育成、ダイバーシティの推進、ワーク・ライフ・バランスの推進、労働安全衛生、労働組合とのかかわりなど
-
環境
環境マネジメント、気候変動対策、廃棄物削減への取り組み、環境コミュニケーションなど
-
公正な事業慣行
コンプライアンスの徹底など
-
消費者課題
機密情報・個人情報の保護、生活者の声を活かす取り組み、商品表示など
-
コミュニティへの参画・
コミュニティの発展東日本大震災復興支援、地域参画、社会貢献活動など
Advanced CSRの考え方
Advanced CSRは、博報堂DYグループならではの積極的なアクションです。
「自分の仕事は社会的責任を果たせているか?」「もっと社会のためにできることはないか?」
社員一人ひとりが、普段取り組んでいる仕事や、自分が持っているナレッジやスキルを、見つめ直すことから生まれるアクションです。
Advanced CSR は、「日々の仕事」を通し、自らの「クリエイティブの力」「伝える力」「一人ひとりの個性」を主体的に発揮しながら、生活者と社会のために責任を果たしていきます。
サステナビリティ推進体制
サステナビリティ委員会
博報堂DYホールディングス代表取締役社長を委員長とし、取締役から構成する「博報堂DYグループサステナビリティ委員会」を設置しています。博報堂DYホールディングス、博報堂、大広、読売広告社、博報堂DYメディアパートナーズ、およびその子会社・関連会社を含む、博報堂DYホールディングス傘下のグループ横断の委員会とし、当社グループにふさわしいサステナビリティに関する基本方針、テーマおよび施策案の検討・策定を行います。
サステナビリティ委員会事務局
博報堂DYホールディングスサステナビリティ推進室企画推進グループが事務局となり、サステナビリティテーマおよび施策案に関するマネジメント、モニタリングKPIの計測・管理、広報、プロデュースの各機能を担い、活動を推進しています。
ステークホルダーとの関わり
博報堂DYグループは、「生活者発想」と「パートナー主義」というポリシーのもと、「生活者発想のサステナビリティ」を推進しています。生活者としての社員一人ひとりがあらゆるステークホルダーのパートナーとなり、アクションを起こし、変化の渦をつくり、生活者と社会の幸せを目指します。

国連グローバル・コンパクトへの取り組み

博報堂DYグループは、国連グローバル・コンパクトの署名企業*として「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野・10原則を支持し、年次活動報告を行っています。
* 2005年に博報堂は広告業界で最初に署名。2014年に博報堂DYホールディングスで署名しています。
また、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンのSDGsタスクフォースのリーダーを務めるなど、積極的な連携を進めています。
国連グローバル・コンパクトとは
国連グローバル・コンパクトとは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。
1999年の世界経済フォーラム(ダボス会議)の席上でアナン国連事務総長(当時)が提唱し、2000年7月にニューヨークの国連本部で正式に発足しました。
現在(2019年9月時点)、世界約160カ国、1万3000を超える団体(そのうち企業が約9,500)が署名しています。
国連グローバル・コンパクトに関する詳細は国連webサイトをご覧ください。