博報堂DYグループの株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役社長:北爪宏彰、以下 Hakuhodo DY ONE)は、AIアバター技術を開発・提供するKlleon Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表取締役:ジン・スンヒョク)の日本法人である株式会社KLleon(本社:東京、以下 KLleon)との業務提携契約を締結しました。これにより、KLleonの先進技術とHakuhodo DY ONEのコンサルティング力やクリエイティビティを融合したAIアバターの制作・提供を推進し、企業の事業成長に貢献します。なお、本取り組みは、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団HCAI Professionalsの活動の一環です。

■ 背景
近年、AIの急速な進化に伴い、企業と生活者のコミュニケーションには、一人ひとりに最適化された顧客体験(CX)が求められるようになっています。こうしたなか、企業ブランドの世界観を保ちながら、生活者とインタラクティブで感情に訴える体験を創出する手段として、AIアバターの導入・活用が拡大しています。一方で、AIアバターを単なる企業と生活者の接点にとどめず、人間らしい自然な表現や感情に寄り添うコミュニケーションを通じて、企業ブランドの価値観や世界観を細部まで体現し、顧客との関係性をいかに深めるかが、企業にとって重要な課題となっています。
KLleonは、独自のリアルタイムビデオ生成技術により、従来のAIアバターでは実現が困難だった業界先進の超低レイテンシーを用いた応答速度による双方向対話と、感情・非言語表現を含む高精度なデジタルヒューマン生成を両立する、世界で有数のAIテクノロジー企業です。また、国内外での認定受賞や多数のグローバル企業への導入を通じて、世界中で高い評価を獲得しています。
こうした背景からHakuhodo DY ONEは、新たなCXを創出するAIアバターの提供において両社の強みを掛け合わせ、KLleonとの戦略的業務提携契約の締結に至りました。Hakuhodo DY ONEのコンサルティング専門チーム「Magicx consulting」※1 が持つ豊富なAI活用推進の実績・知見やクリエイティビティと、KLleonの先進技術を融合させることで、没入感のある高品質な表現と、企業ブランドに沿った設計を両立するAIアバターを提供します。
■ 両社が提供するAIアバターの主な特長
- 精緻な再現性
タレントの容姿・人格・声・そして表情などの表現を高いクオリティで再現します。KLleonの高度なAI技術により、実在する本人と会話しているかのような、自然で豊かな体験を提供します。
- ブランド戦略に即した人格設計
単なる自動応答ではなく、企業のビジョンやブランドを理解し、CX向上につながる振る舞いが可能な人格を構築します。ブランド戦略の策定から人格形成に関わる口癖や思考ロジックの設計、実装・分析まで多角的に支援します。
- 安心・安全な運用体制の構築
博報堂DYグループが開発するガードレール機能※2により、タレントや権利者の価値観、ブランドイメージをAIアバターの振る舞いに細かく反映しながら、不適切な言動を抑制します。タレントとファンの双方が心から安心して楽しめるコミュニケーションを実現します。
【今後の展望】
今後もHakuhodo DY ONEは、KLleonとの協業領域を拡げ、企業のブランド価値向上と持続的な事業成長に貢献する魅力的なAIアバターの制作・提供を推進します。さらに、国内のトップタレントとの連携や多様な企業との協業を通じて、AIアバターの新たな価値創造と活用領域の拡大を加速させてまいります。
※1 「Magicx consulting」:Hakuhodo DY ONEのコンサルティング専門チームです。株式会社ReD.のコンサルティングメンバーと協働し、戦略推進力と創造性を統合したDXコンサルティングサービスを提供しています。コンサルティングの専門性にデジタルマーケティング起点の発想とクリエイティビティを掛け合わせ、DX・AI活用、事業戦略、チェンジマネジメント等の領域で、戦略立案から施策実行まで一貫して支援します。構想策定に留まらず、データと業務の知見に基づく意思決定と運用設計を通じて、顧客価値の創出とクライアント企業のビジネス変革の実現に伴走します。
※2 ガードレール機能:不適切な発言をさせずタレントのイメージを守るための規制・設計
<株式会社KLleonについて>
Klleon Inc.は「SDK-firstジェネレーティブAIプラットフォーム」を開発する韓国発のディープテックスタートアップで、企業が自社アプリやWebサービス内にリアルタイムで動作するAIデジタルヒューマン(会話型アバター)を簡単に統合できる技術を提供しています。
同社のコア技術は、音声認識(STT)・自然言語生成(LLM)・音声合成(TTS)・リップシンク(口唇同期)を統合した独自のAIパイプラインで構成されており、超低遅延(sub-second latency)かつ自然な対話表現を実現します。
株式会社KLleonは、Klleon Inc.の日本法人として、日本市場における同社の先進的なAIデジタルヒューマン技術の導入・展開を担う拠点です。国内企業のニーズに即したローカライズや導入支援を通じて、リテール、インフラ、エンターテインメント、マーケティング、カスタマーサポート、教育など幅広い領域において、AIデジタルヒューマンの実用化を推進しています。
会社名:株式会社KLleon
所在地:〒162-0801 東京都新宿区山吹町331-4 RBW JAPANビル
株主:Klleon Inc.(米国)
創立:2019年
事業内容:AIデジタルヒューマン技術のSaaS/SDK開発・提供
<会社概要>
■株式会社Hakuhodo DY ONE https://www.hakuhodody-one.co.jp
Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援します。
博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング会社となることを目指します。
クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献してまいります。
本社所在地:〒107-6316 東京都港区赤坂5丁目3-1 赤坂Bizタワー
代表者:代表取締役会長 田中雄三 代表取締役社長 小坂洋人
株主:博報堂DYグループ100%
社員数:約3,172名(2025年4月1日時点)
創立:2024年4月1日
事業内容:デジタルマーケティング全般にまつわる企画・コンサルティング・代行事業・投資事業